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- フエ議長がベトナムタウンでテープカット
- タイ・ベトナムの友好・協力の証
- 越僑やベトナム人観光客を誘致
タイを公式訪問していたブオン・ディン・フエ国会議長は9日、タイ東北部に位置するウドーンターニー(ウドンタニ)県に完成した、世界初となる「ベトナムタウン」の開業式に出席してテープカットを行った。
同県代表者は式典で、両国の協力関係を振り返り、ベトナムタウンは両国間の友情と協力の象徴であるとした。一方のフエ国会議長は、ベトナムタウン設置を支援したタイに謝辞を述べた。
またフエ国会議長は、タイにあるベトナム寺院や故ホー・チ・ミン主席の記念館なども訪問し、ベトナムの文化・歴史的価値がタイに深く刻まれていることに喜びを表明。タイ在住ベトナム人に対しては、ベトナム人同士の団結、そしてベトナム人とタイ人との間の団結に努めるよう要請した。
ウドンタニ県には、70年あまり前から移り住んだベトナム系の人々が約6万人生活しており、今もベトナムの伝統文化を維持しながら、助け合って暮らしている。ベトナムタウンが立地するウドンタニ市Si Suk通りは、ベトナム系の人々が特に多く住む地域。
ベトナムタウンでは、ベトナム料理の店やベトナム製品の販売店、土産物店などが整備され、タイ各地に住む越僑(在外ベトナム人)や隣国ラオスに住む越僑、またはベトナム人観光客など、各地から観光客を誘致したい考えだ。