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- ホーチミン市、速度制限検討
- 事故の80%の原因がスピード違反
- 歩行者死亡率、速度に依存
ホーチミン市交通安全委員会は現在、交通事故を防ぐための速度制限を検討している。市街地では時速50km以下(4車線以上の幹線道路を除く)、学校や病院、市場など人の往来が多い地区では一定の時間帯に時速30km以下にすることを提案する方針だ。
このほど開かれた交通の速度管理をテーマとしたセミナーで、同委員会のグエン・タイン・ロイ副委員長は、2022年に国内で発生した重大交通事故の80%近くの原因はスピード違反またはスピード制御困難だったと明らかにした。
ロイ氏は、国際的な研究報告で歩行者が時速50kmの自動車に衝突された場合の死亡率は80%に上るが、時速30km以下であれば10%に下がると指摘されていることを挙げ、「市街地で速度制限を適切に実施すれば、交通事故の削減に寄与する」と述べた。
同市交通警察によると、2023年1~11月期に摘発したスピード違反は9万件近くに上り、前年同期に比べ+3万4000件余り増えている。