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- 6月に武装グループ庁舎襲撃で9人死亡
- このたびダクラク省で6人指名手配
- 米国などの組織が関与、90人以上起訴
南中部高原地方ダクラク省クークイン郡(huyen Cu Kuin)で6月中旬に発生した武装グループによる庁舎襲撃事件に関与したとして、同省警察は容疑者6人の指名手配を発表した。
容疑者らは、少数民族に対して捏造・歪曲された事実無根のデマを流し、暴力などの違法活動を扇動したとされる。
6人は31~63歳の男で、ダクラク省、または同地方ダクノン省在住の少数民族に属している。いずれも刑事法第299条に抵触し、テロ容疑で起訴された。
指名手配の決定により、誰でも同6人の指名手配者を捕らえ、最寄りの警察・検察・人民委員会に連行することが認められる。
同事件では、警察官、公務員、住民合わせて9人の死者が出ている。容疑者らは、海外移住と金銭の支給を条件として凶行に加担した。深夜に庁舎2か所を襲撃し、庁舎内で警察官4人を殺害。他の警察官2人に重傷を負わせ、火炎瓶で施設を放火した。
武装集団はその後、通報を受けて庁舎に駆け付けたエアティエウ村(xa Ea Tieu)のグエン・バン・ズン共産党委員会副書記 兼 人民委員会主席とエアクトゥル村(xa Ea Ktur)のグエン・バン・キエン共産党委員会書記 兼 人民評議会主席を殺害し、さらに現場近くに居合わせた通行人3人を殺害した。
同事件ではこれまでに、軍用銃や自作銃、各種弾丸、手榴弾、爆薬、起爆装置、サイレンサー、スコープ、刃物、スリングショット、携帯電話など多数の証拠物件が押収されている。
今回の事件では、米国など国外に拠点を置く組織や個人が関与していたことが明らかになっており、テロを直接指揮するためにベトナムに戻ったとされる容疑者なども逮捕されている。
同事件に関与したとして、これまでに90人以上の容疑者が起訴されている。