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南中部沿岸地方クアンナム省登録の漁船2隻が、南シナ海のチュオンサ諸島(英名:スプラトリー諸島、中国名:南沙諸島)の海域で沈没し、乗組員合わせて15人が行方不明となっている。
漁船「QNa-90129 TS」は16日午後7時30分ごろ、同省アンホア岬の南東約370海里(約685km)の地点で操業中に竜巻の被害に遭った。乗船していた54人のうち、40人は近くで操業していた別の漁船に救出されたが、14人が行方不明になっている。
また、別の漁船「QNa-90927 TS」は翌17日午前1時ごろ、南中部沿岸地方ビンディン省クイニョン市の海岸から東南東に約240海里(約444km)の地点で操業中に高波により沈没した。乗船していた38人のうち、37人は別の漁船に救出されたが、1人が行方不明になっている。
なお、国境警備隊と海上捜索救難協力センター(MRCC)は同海域の船の協力を得て、行方不明者の捜索救難を続けている。