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南中部沿岸地方クアンナム省保健当局によると、同省ホイアン市にある人気バインミー(ベトナム風サンドイッチ)店「バインミーフオン(Banh Mi Phuong)」で発生した集団食中毒事件は14日午後までに、患者数がさらに増えて141人となった。
患者のうち33人が外国人で、国籍はオーストラリア、英国、日本、チリ、そしてドイツ国籍の越僑(在外ベトナム人)となっている。患者らは現在、ホイアン市内やダナン市内の病院で治療を受けており、その多くが微熱や吐き気、下痢などの症状を訴えているが、健康状態は概ね安定しているという。
クアンナム省食品安全衛生局によると、同店は11日に1920本、12日に1700本のバインミーを販売した。当局が施設の検査を行ったところ、衛生管理上で多くの問題が見つかったという。食品安全衛生局は、食中毒を引き起こしたと見られる原材料のサンプルを採取し、ニャチャン・パスツール研究所へ送った。検査結果は7~10日以内に判明するとのこと。
省保健当局は、バインミーフオンの施設の営業を一時停止とし、施設の食品安全状況を検査するとともに、食中毒発生の原因調査を急ぐよう指示したほか、各医療機関に対して患者に手厚い治療を施すよう求めている。