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ベトナム人民軍の前身であるベトナム解放軍宣伝隊の最後の生き残りだった、ホアン・ロン・スエン大佐が27日、東北部地方タイグエン省タイグエン市チュアハン街区(phuong Chua Hang)にある自宅で老衰のため死去した。107歳だった。
告別式は27日午後7時30分から執り行われ、追悼式は29日午前7時に執り行われる。遺体は同省ドンヒー郡ホアトゥオン町(thi tran Hoa Thuong, huyen Dong Hy)の墓地に埋葬される。
ベトナム解放軍宣伝隊は、フランスによる植民地支配からの独立を求めて闘争するベトナム独立運動組織「ベトミン(ベトナム独立同盟会=越盟)」の軍隊で、1944年12月に結成された。
スエン大佐は1917年の生まれで、東北部地方カオバン省の出身。24歳の時に中国に派遣されて士官学校で学び、1944年11月に帰国。1944年12月にベトナム解放軍宣伝隊に入隊し、ベトナム独立宣言(1945年9月2日)に貢献した。それ以降も国の独立・統一のために軍に尽力し、1984年に定年退職を迎えた。
同氏は、一等独立勲章や三等軍功勲章など複数の勲章および党歴75年の勲章を授与されていた。