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ハノイ市のハノイ動物園は17日、2頭のゾウのいる檻に新たに電気柵を設置した後、固定場所につないでいた足の鎖を外して2頭が檻の中を自由に動き回ることができるようにしたと発表した。
ハノイ動物園社のレ・シー・ズン社長は、「2頭のゾウは鎖を外されたことにすぐに慣れました。2頭が隣り合って柵に近付いても、挑発もけんかも起こりません。鎖を外したら2頭の間で争いや事故が起きるのではないかと心配していましたが、幸い何もありません」と話した。
足に鎖を付けたことについては、「1頭の体重が2t以上あるゾウがけんかでもしたら、誰にも止められないと考え、鎖を付けました。2頭が近付かないようにしただけで、鎖は十分長くある程度は動けていました。ゾウと飼育員の安全を守るための措置でした」と釈明した。
7月下旬に2頭のゾウが鎖につながれた写真や情報がネット上で広がり、世論に不満と同情を引き起こしていた。その後、アジア動物基金(Animals Asia Foundation=AAF)がハノイ市人民委員会に対し、2頭を南中部高原地方ダクラク省ブオンドン郡のヨックドン国立公園の自然の森に返すことを提案した。