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インターネット・サービス・プロバイダー(ISP)によると、「アジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)」で発生しているトラブルは、6月23日から29日に復旧作業が行われる予定。これにより、ベトナムから国外へのインターネット通信が完全復旧することとなる。
今年に入ってから同時にトラブルが発生していた光海底ケーブル5本のうち、6月初めの時点で、4本の修理が終わって完全復旧していた。
2016年に運用が開始されたAPGは、総延長約1万0400km、総設計容量54.8Tbps。陸揚げ地は日本、韓国、中国、台湾、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポールで、故障の原因となる地震や台風などの多発地域を回避するルートに敷設されているが、毎年トラブルが頻発している。
APGは2022年末から2023年初めにかけて、S4支線、S6支線、S9支線で相次いでトラブルが発生。復旧作業を進める中で、APGでは4月下旬、南中部沿岸地方ダナン市沖206kmの地点にあるS7支線で新たなトラブルが発生した。S4支線、S6支線、S9支線は、今年3月末から5月末にかけて順次復旧したが、S7支線は復旧作業が終わっていなかった。