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東南部地方ビンズオン省タンウエン町カインビン街区(phuong Khanh Binh, thi xa Tan Uyen)にあるビンニュアン有限会社(Vinh Nhuan)で29日午後、同社の会計係のL・T・Mさん(30歳)が社内のトイレで刺殺体となって発見された事件で、同省警察は30日夜、容疑者として追っていた同社のヤン・チョン・ウー(Yang Zhong Wu)社長(男・47歳、中国籍)が逃亡先で逮捕されたと明らかにした。
容疑者は犯行後に行方をくらましていたが、南中部高原地方ザライ省プレイク市に潜伏していることが発覚し、同省警察が逮捕した。ビンズオン省警察は、捜査員を派遣して容疑者の身柄を引き取り、ビンズオン省に移送する方針。
同社従業員らによると、約2週間前にMさんとヤン容疑者の間で会社の資産の損失について激しい口論が生じ、以降も口論が続いていたという。事件発生直後、ヤン容疑者は現場から急いで立ち去り、車で逃走していた。
オフィス内に設置された監視カメラが犯行の一部始終を捉えており、ナイフを持った同容疑者が執拗にMさんをナイフで襲う姿が映し出されていた。犯行に使われたナイフも現場で見つかっている。通報を受けた警察は、中国人社長を容疑者と特定して全国に指名手配。翌日にはザライ省警察が発見してスピード逮捕となった。