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交通運輸省傘下のベトナム民間航空局(CAAV)はこのほど、北部紅河デルタ地方ハイフォン市カットビー国際空港に続き、東北部地方クアンニン省バンドン国際空港でもICチップ付き身分証明書(IDカード)による生体認証を利用した搭乗手続きを試験的に導入すると発表した。
バンドン国際空港は、関係機関や組織、利用客に対し、試行事業について情報周知を行わなければならない。毎週、試行事業の有効性を評価し、必要に応じてタイムリーな調整を行う。また、CAAVに月次報告を提出しなければならない。
試行期間終了後、航空セキュリティのリスクや、乗客や企業の便宜を評価して試行事業の有効性をまとめた報告を作成するとともに、空港管制当局および空港セキュリティ委員会に同報告についての意見聴取を行い、CAAVに提出する。
なお、カットビー国際空港ではこれに先立つ2月、ICチップ付き身分証明書による顔認証を利用した搭乗手続きを試験的に導入した。現時点ではメリットとデメリットは明確に実証されていないが、CAAVは生体認証の適切な方法を策定するためとして、交通運輸省に対し、同空港での試行期間を延長するよう提案した。