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ホーチミン市でこの数日、担任教師になりすまして保護者に電話をかけ、生徒が事故に遭ったとして「手術費」の送金を求める詐欺が相次いで発生しており、これまでに多くの保護者が金銭を騙し取られたことが分かった。
同市チョーライ病院では6日までに、少なくとも10人の保護者が「事故に遭った」子供を探しに訪れた。このうち複数の人が「担任教師」を語る人物の指示に従い、2000万~2億VND(約11万5000~115万円)を送金していた。
騙された保護者らは、我が子が外傷性脳損傷で危篤状態になったと聞かされて、不安に襲われたことで判断力が鈍ったと話している。
今回被害に遭ったのは、◇チャンバンオン中学校(1区)、◇ルオンディンクア中学校(2区)、◇カナディアン・インターナショナルスクール(7区)、◇アジアン・インターナショナルスクール(10区)などに通う生徒の保護者たち。
今回の事件を受け、市教育訓練局は市内の教育施設宛てに緊急文書を送付し、こうした詐欺について情報周知を図ると共に、学校側と保護者との間のスムーズな連絡網を確保しておくよう指導した。