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南部メコンデルタ地方カントー市警察は3日、SNSアプリを使って違法な債権回収をしていたグループを摘発したと発表した。
カントー市警察は2日、ホーチミン市警察との情報共有を通じて得られた情報に基づいて、カントー市在住のチャン・クイン・ニュー容疑者(1997年生まれ)からアプリを使った債権回収や脅しの手口などを事情聴取した。
すでに集めていた証拠とニュー容疑者の供述から、同市警察は3日午前11時、同市カイラン区フートゥー街区にある家屋を家宅捜索し、ノートパソコンで債権回収の作業をしていた実行役の10人を発見し、身柄を拘束。さらにパソコンや資料などを押収した。
実行役の10人は10代の少女たちで、大半は近隣の地方からカントー市に来て違反行為に手を染めていた。少女らは、中国人が運営するオンライン借金アプリの債権を回収する目的で、債務者を誹謗中傷・侮辱する合成写真を作成し、脅迫に使っていた。
これに関連して、カントー市警察は3日午後、この債権回収グループのリーダー役だったボー・ティ・ビック・トゥエン容疑者(女・1991年生まれ)を逮捕した。
トゥエン容疑者は実行役の少女らを管理・監督する役割を担い、容疑者と実行役は直接顔を合わせることなくザロ(Zalo)やウィーチャット(WeChat)を通じて連絡を取っていたという。
同市警察は引き続き、違法行為の内容を明らかにすべく捜査を拡大している。