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南中部沿岸地方ダナン市グーハインソン区にある観光名所「五行山(Ngu Hanh Son)」の「マーニャイ(Ma nhai)」が、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の「アジア太平洋地域世界記憶遺産」に登録された。
同市人民委員会は1日、ユネスコから文化スポーツ観光省に登録証を引き渡す式典を開催した。続いて文化スポーツ観光省からダナン市人民委員会に登録証が引き渡された。
同市人民委員会のゴ・ティ・キム・イエン副主席によると、マーニャイは五行山の崖や洞窟に彫られた漢字とチュノム(漢字を応用して作られた独自の文字)を交ぜ書きしたハンノム文で、17世紀前半から20世紀にかけてグエン(阮)朝(1802~1945年)時代の皇帝や官僚、高僧、知識人などが書いた78の多様な文章から成っている。
同市人民委員会は、マーニャイには高い価値と独自性や希少性があるとして、2019年からユネスコの記憶遺産への登録を申請していた。2022年11月26日に開かれたアジア太平洋地域世界記憶遺産委員会(MOWCAP)第9回総会で、登録が認められた。
イエン副主席は、「マーニャイの記憶遺産登録は、ダナン市だけではなくベトナム全体の名誉と誇りだ」と強調した。