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北中部地方タインホア省タインホア市ハムロン街区人民委員会は21日夜、同街区で男性の焼身自殺が発生したことを明らかにした。この男性は、フェイスブック(Facebook)のライブストリーミング機能を利用して、最期の言葉を述べた後、ガソリンをまいて自宅に火を放った。
それによると、同日昼ごろ、同郡ドンソン村の民家裏で爆発があり、煙が上がっているとの通報があった。駆け付けた警察と消防がドアを壊して消火活動に当たった。
警察と消防が消火活動を続けながら1階寝室を捜索すると、1人の焼死体を発見。その後、遺体はこの家に住むL・P・Tさん(男性・51歳)と特定された。家族によると、Tさんには借金もなく、周囲との間でトラブルを抱えているわけでもなかったとのこと。自殺はうつ病によるものの可能性があるという。
Tさんは自殺する直前、ガソリンを寝室と布団にまいて火を放ち、ベッドの上で布団にくるまる姿をFacebookで動画配信していた。同郡人民委によると、Tさんはタクシー運転手を生業としており、妻と一緒にこの家で暮らしていたが、最近になって妻が家を出て行った。このことで悲嘆にくれて自殺という手段を選んだと見られる。