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ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)によると、ベトナムと海外を結ぶ光海底ケーブル「シー・ミー・ウィー3(SEA-ME-WE3=SMW3)」で21日午前3時ごろ、トラブルが発生した。
トラブル発生地点は、シンガポールを結ぶ区間「S2.7」に位置する。ただし、トラブルの発生地点が陸上に位置していたことから、同日中に復旧作業が完了したという。
ベトナムは合わせて5本の海底ケーブルに接続しているが、SMW3の切断事故により、5本全てでトラブルが同時発生したことになる。
これに先立ちトラブルが発生している◇「アジア・アフリカ・ユーロ1(AAE-1)」、◇「アジア・アメリカ・ゲートウェイ(AAG)」、◇「アジア・パシフィック・ゲートウェイ(APG)」、◇「イントラアジア(IA)」の4本は修理中で、うち2本は3月から4月初旬にかけて復旧する見通しだ。
VNPTによると、SMW3は古いケーブルで、近く使用を停止する計画だったため、今回の切断事故が同社のインターネット品質に影響することはなかったという。
なお、新たに接続する予定の「SJC2(Southeast Asia-Japan Cable 2)」と「アジア・ダイレクト・ケーブル(Asia Direct Cable=ADC)」の2本は整備中で、2023年末に稼働を開始する予定。