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西北部地方イエンバイ省イエンバイ市ナムクオン街区(phuong Nam Cuong)にある軍用空港のイエンバイ空港で1月31日12時27分、防空空軍部隊第371師団第921連隊所属の軍用機が訓練中に墜落する事故が発生し、操縦士1人が死亡した。
墜落したのは、露スホーイ(Sukhoi)の「Su-22型機」(機体番号5873)で、殉職したのはチャン・ゴック・ズイ大尉(男性・31歳、同街区在住)。ズイ大尉は2010年に入隊し、南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市の空軍士官学校を卒業した。操縦時間数725時間の経験を有する優秀な操縦士だったという。
軍の発表によると、同機は事故当日の12時9分にイエンバイ空港を離陸し、高度を下げている間にトラブルが発生した。ズイ大尉はパラシュートで降下するよう命令を受けたが、機体を守ろうとコックピットを離れず、そのまま墜落した。
関連機関は事故の捜査を進めると共に、ズイ大尉の少佐昇進を決定し、遺族を慰問した。告別式と追悼式は2月1日にイエンバイ省総合病院の葬儀場で営まれ、翌2日に故郷の東北部地方タイグエン省烈士墓地に埋葬される。
防空空軍部隊第371師団第921連隊は1964年の設立で、ベトナム人民軍の最初の戦闘航空師団である第371師団の中でも最初の戦闘航空連隊として知られる。首都ハノイ市に駐屯していたが、2018年からイエンバイ省に本拠を移した。同連隊の航空機はすべてスホーイ製となっている。