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北中部地方トゥアティエン・フエ省人民委員会は24日、同省フエ市アンクウ街区(phuong An Cuu)にあるアンクウ橋から身投げした女性を救出した青年トー・ブン・ドンさん(28歳、同タインホア省出身)に対し、グエン・スアン・フック国家主席からの表彰状を手渡した。
ドンさんは今月16日夜、屋台で夕食を注文して席に着こうとした際に飛び降りを目撃。周囲に大勢の人がいる中、真っ先に川に飛び込んで女性を救出して、一躍時の人となった。特に、人々から拍手喝さいを浴びる中、素知らぬ顔で夕食に戻っていく姿が清々しいと話題になった。
フック国家主席は表彰状の中で、ドンさんの高貴かつ勇敢な行動について、大義や同胞のために自らを犠牲にするベトナム国民の伝統的美徳を体現したと称賛。人命救助後に浮かべた笑顔に対しては、青春の心と為すべきことを為した達成感から来るものとし、今回の勇敢な行動は、周囲にも広がり、責任感のある地域社会の形成にも寄与すると評した。
表彰式で終始恐縮していたドンさんは、国家主席への感謝を述べた後、自身の父親のことを語り、「私には、水上特殊部隊隊員の父がおり、幼少期より、泳ぎ方や人としての在り方を父から学んできました。困っている人を見つけたら、助けなければなりません。今日表彰されたのは、父の教育と今日まで注いでくれた愛情のおかげです」と述べた。