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ベトナム時間の10月27日午後7時にフィリピンの東の海上で発生した台風7号(アジア名:ナルガエ、日本では台風22号)はフィリピンを通過した後、南シナ海に入り、中国大陸に向けてゆっくりと北進しているが、この後は進路を大きく西にずらして海南島方面へと進む見通し。
日本の気象庁が発表したデータによると、台風7号はベトナム時間31日午前7時の時点で南シナ海に位置しており、進行方向と速度はほぼ停滞となっている。中心気圧は985hPa、最大風速は25m/s、最大瞬間風速は35m/s。
ベトナム国立水文気象予報センター(NCHMF)によると、台風7号は今後24~48時間は勢力を徐々に強めながら北西へとゆっくり進み。その後の72~98時間は南西に進路を変えて次第に勢力を弱め、熱帯的気圧に変わる見通しとなっている。
海南島を抜けてベトナム本土に近づく頃には既に熱帯低気圧に変わっていると見られるが、NCHMFは今回の台風について、速度が非常に遅く今後も注視が必要としている。