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交通運輸省傘下のベトナム民間航空局(CAAV)は24日、ICチップ付き身分証明書(IDカード)による顔認証を利用した搭乗手続きを2023年4月から試験的に導入すると発表した。
まずはハノイ市ノイバイ国際空港で、一部の国内線を対象に適用する。試行期間は6か月の予定。成果を評価した上で、全国で本格展開する。
利用者は専用チェックインカウンターでICチップ付き身分証明書と指紋をスキャナーに通す。その後、保安検査場でセキュリティチェックを受ける際も同様の流れとなる。
ICチップ付き身分証明書を利用した顔認証により、係員の目視による本人確認の所要時間やチェックイン時の待ち時間の短縮など、搭乗手続きの効率化と乗客の利便性の向上だけでなく、偽造書類を使って搭乗するなどの不正防止の強化につながるものと期待される。