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ベトナム保健省傘下の中央衛生疫学研究所は20日、国内で鳥インフルエンザA(H5)の新規感染者が確認されたと明らかにした。国内で感染者が見つかったのは、2014年2月以来のこと。
保健省は20日に開いた新型コロナ感染予防対策とワクチン接種促進に関するオンライン会議の中で、鳥インフルエンザA(H5)の新規感染者が確認されたことを発表した。
鳥インフルエンザA(H5)の新規感染者となったのは、東北部地方フート省在住の5歳の女児。ベトナム国内では、2003年から現在までに計128人の感染者が見つかっている。
保健当局は、新規感染者の確認後、フート省に感染予防対策チームを派遣し、地元の獣医局などと協力して疫学調査を開始。これまでに感染者の接触者65人からサンプルを採取したが、いずれも陰性で健康状態に問題はないとしている。