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ファム・ミン・チン首相は19日、北中部地方トゥアティエン・フエ省の2065年までを視野に入れた2045年までの都市設計マスタープランの任務を承認する決定第1261号/QD-TTgを公布した。
都市設計マスタープランは、トゥアティエン・フエ省人民委員会が関連機関と協力して策定事業を管轄し、提出した案を建設省が審査する。策定期間は12か月。
首相決定第1261号によると、2025年までに同省を中央直轄市に格上げして「トゥアティエン・フエ市」とする。1993年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録されたフエの建造物群と文化的アイデンティティを活用し、環境への配慮などの特徴を備えた都市を目指す。
2030年までにトゥアティエン・フエ市を東南アジアの文化・観光・医療の中心地の1つ、また国の科学技術・教育訓練の中心地の1つとする。2045年までにさらに、アジアのフェスティバル都市、文化・教育・観光・医療の中心地とする。
経済開発について、観光はトゥアティエン・フエ市の重要な産業、情報通信技術(ICT)は画期的な産業、ハイテク農業は基盤の産業と位置付けられる。人口・都市化率の計画については、2030年までに人口を150万人、都市化率を65~70%とし、2045年までに人口を185万人、都市化率を70~75%に引き上げる。
マスタープラン策定にあたり、フエの建造物群やフオン(Huong)川の両岸、沿岸、国立公園、自然保護区などの景観を保護しなければならない。
なお、トゥアティエン・フエ省は面積約5000km2で、1つの市、2つの町(thi xa)、6つの郡から構成されている。