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南部メコンデルタ地方ソクチャン省警察のラム・タイン・ソル署長は30日、交通違反をした青年2人に対して一方的に暴行を働いた同省ビンチャウ(Vinh Chau)町交通警察所属の警官3人を懲戒免職とした。
ソル署長は、警官らが人民警察としての行動規範に著しく違反したとして、厳しい処分を下すとともに、「ソクチャン省警察だけでなく、警察全体の信頼を失墜させる出来事で、厳罰は免れない」と語った。
それによると、青年らを暴行したチャウ・ミン・チュン大尉、グエン・クアン・タイ中尉、ドアン・タン・フォン上尉の3人が懲戒免職。直接暴力を振るわなかったものの、制止に入らなかったチャン・ミン・ドイ大尉には警告処分が下された。
また、パトロール隊の隊長であるフア・チュオン・アン大尉は、別の作業で現場に姿を現さなかったことから、管理責任を問われて降格処分となった。
警官らは9月25日午後3時ごろ、150ccのヤマハ・エキサイターに乗って道路を逆走している青年2人(16歳と15歳)を発見。未成年の無免許運転および飲酒運転の疑いがあることから、追跡して停車するよう指示したが、青年らはこれに応じずスピードを上げて逃走。その後、倉庫の前で追いついた警官らが指示を無視した青年らに殴る蹴るなどの暴行を働き、この様子を映した動画がインターネット上で拡散されて大問題となっていた。