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動画投稿プラットフォーム「ティックトック(TikTok)」でベトナム中部出身の人々を誹謗中傷する内容の動画を投稿していた男性が、南中部高原地方ラムドン省警察サイバーセキュリティ・ハイテク犯罪防止警察部に召喚されて厳重注意を受けた。
召喚されたのは、同省ダラット市に住むN・H・Mさん(23歳、東南部地方ドンナイ省出身)。Mさんは5日、「中部の人々についてどう思う?」というタイトルのインタビュー動画を投稿。この動画はティックトックだけでなく、フェイスブック(Facebook)にも投稿していた。
インタビューはダラット市ラムビエン(Lam Vien)広場で行われた。Mさんはインタビューに応じた人々のコメントを捏造する形で動画を編集し、自分も動画の中で、「中部の人々は非常にケチで小賢しい。お金は自分と家族だけのために使い、社会奉仕や国への貢献などの意識がないため、他の地域と比べて非常に開発が遅れている」と発言した。
問題の動画が投稿されると、猛スピードで拡散。これまでの視聴回数は380万回を超えており、視聴者からは2万3700件ものコメントが寄せられた。
民族の分裂を引き起こす恐れがある有害な内容だったことから、ラムドン省警察は動画を制作・投稿した人物を特定し、召喚した上で厳重注意とした。Mさんは自らの過ちを認めており、注目を集めるために動画内容を捏造したと供述した。