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教育訓練省はこのほど、国会の指示のもと、2022年9月に始まる新年度から全国の高校で導入される新カリキュラムにおいて、歴史を必修科目として引き続き扱うことを発表した。
これに先立ち、同省は高校の新カリキュラムで歴史を選択科目として扱う予定だったが、一部の国民が懸念を示し、甚大な影響を引き起こす恐れがあるとして見直しを求められていた。国会は6月、同省に対し、国民の意見を受け止めて見直すよう指示した。
従来のカリキュラムが13の必修科目から構成されるのに対し、当初計画の新カリキュラムは7つの必修科目と5つの選択科目から成ることになっていた。7つの必修科目は、◇数学、◇文学、◇外国語、◇体育、◇国防・安全保障教育、◇キャリア体験、◇地元教育で、生徒はこの7つの必修科目のほか、◇社会科学(歴史、地理、経済法学教育)、◇自然科学(物理学、化学、生物学)、◇テクノロジー・アート(テクノロジー、情報技術、音楽・美術)の3つの選択科目グループから5つの科目を選択する形だった。
新カリキュラムで歴史が選択科目から必修科目に変更されたことにより、教育訓練省は教育機関・組織に対し、各学年の通年の歴史の授業をそれぞれ52コマとする形で教育計画を調整するよう指導した。