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ベトナム当局は2026年以降、買い物客に使い捨てのビニール袋を提供するスーパーマーケット・商業施設に対し罰金を科す方針だ。
これは、資源環境省傘下の資源環境政策戦略研究所(ISPONRE)のグエン・チュン・タン副所長が、20日にハノイ市で開催されたパイロットプロジェクト「ベトナムにおける使い捨てビニール袋消費削減に向けたスーパーマーケット連盟設立構想(プラスチック・アライアンス=Plastic Alliance)」に関する総括会議で明らかにしたもの。
ベトナムは、2025年までにスーパーマーケット・商業施設で使用するレジ袋の100%を環境に配慮した袋に切り替えることを目標に掲げている。
ISPONREの調査結果によると、国内のスーパーマーケットにおける1日当たりの使い捨てビニール袋使用枚数は約10万4000枚で、年間3800万枚に相当する。 調査に参加したスーパーマーケット48か所のうち、46か所は買い物客に使い捨てビニール袋を無料で提供している。
プラスチック・アライアンスは、欧州連合(EU)とドイツ連邦経済協力・開発省(BMZ)がスポンサーとなり、フランスのExpertise Franceがベトナムで展開するプロジェクト「プラスチックの見直し、海洋廃棄物の循環経済ソリューション」の一環として行われており、環境に配慮した袋の利用を推進し、使い捨てビニール袋の利用を削減することを目指している。
プロジェクトの枠組みの中で、使い捨てビニール袋の削減に関するコミットメントがある小売業者のアライアンスが既に設立され、16社が参加している。関係者らは今後も引き続き、使い捨てビニール袋の利用削減、顧客の行動を変えるための広報活動を実施し、アライアンスの範囲と活動を拡大していく。