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東北部地方タイグエン省フォーイエン町ティエンフォン村(xa Tien Phong, thi xa Pho Yen)人民委員会のゴ・バン・クアン主席 兼 同村共産党委員会副書記(男・51歳)が野生生物保護に関する規定に違反した容疑で逮捕された。同町警察が13日に明らかにした。
同省環境警察部はこれに先立つ6日、同町警察と協力して容疑者宅の立ち入り検査を実施し、トラが解体されている現場を押さえた。現場からは、冷凍したトラ1体、トラの骨1体分、トラの毛皮2枚などを押収。漢方薬「虎骨膏」を違法製造していたと見られている。
虎の骨を原材料とする「虎骨膏」は、ベトナムを含む中華圏の国々で強壮や鎮静・鎮痛などの働きがあるとされており、古くから密造・密売されている。
家宅捜索ではこのほか、完成品の虎骨膏1578パックのほか、熊胆(滋養強壮剤として酒などに混ぜて摂取すると肝臓病などに効果があるとされるクマ由来の動物性生薬)21瓶が発見・押収された。
同省環境警察部は、同町警察に容疑者の身柄を移し、同町警察が引き続き事件の捜査を進めている。