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保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する31日の発表によると、60省・市で市中感染者1万6476人が新たに確認された。1日あたりの感染者数としては2日連続で1万5000人を超えた。海外からの入国者39人も陽性となった。
南中部沿岸地方クアンナム省保健局は31日午前、韓国と米国からベトナムに入国した14人について、新型コロナウイルスの変異株である「オミクロン株」の感染が確認されたと発表した。これにより、国内で確認されたオミクロン株の感染者は、28日に発表された英国からの入国者と合わせて15人となった。
<感染者数>
新規の市中感染者の内訳は、◇ハノイ市:1914人、◇南部メコンデルタ地方ビンロン省:1080人、◇南部メコンデルタ地方カマウ省:1063人、◇東南部地方ビンフオック省:1003人、◇南中部沿岸地方カインホア省:799人、◇東南部地方タイニン省:776人、◇南中部沿岸地方ビンディン省:655人、◇南部メコンデルタ地方チャビン省:571人、◇南部メコンデルタ地方ドンタップ省:570人、◇ホーチミン市:557人、◇南部メコンデルタ地方バクリエウ省:541人、◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市:520人、◇北中部地方トゥアティエン・フエ省:404人、◇南部メコンデルタ地方ベンチェ省:367人、◇南部メコンデルタ地方アンザン省:296人、◇南部メコンデルタ地方カントー市:293人、◇北部紅河デルタ地方バクニン省:269人、◇南中部高原地方ラムドン省:259人、◇南部メコンデルタ地方ティエンザン省:247人、◇北部紅河デルタ地方フンイエン省:241人、◇南中部沿岸地方ビントゥアン省:217人、◇南部メコンデルタ地方ソクチャン省:215人、◇南部メコンデルタ地方ハウザン省:195人、◇南中部沿岸地方クアンガイ省:195人、◇南中部沿岸地方クアンナム省:188人、◇東南部地方ドンナイ省:178人、◇北中部地方タインホア省:174人、◇西北部地方ソンラ省:170人、◇南部メコンデルタ地方キエンザン省:163人、◇東北部地方クアンニン省:155人、◇南中部沿岸地方ダナン市:154人、◇東南部地方バリア・ブンタウ省:152人、◇東北部地方ハザン省:150人、◇北部紅河デルタ地方ニンビン省:149人、◇南中部高原地方ザライ省:148人、◇北部紅河デルタ地方ナムディン省:119人、◇北中部地方ゲアン省:109人、◇東南部地方ビンズオン省:107人、◇南中部高原地方ダクノン省:100人、◇西北部地方ホアビン省:97人、◇北部紅河デルタ地方ハナム省:96人、◇東北部地方バクザン省:85人、◇北部紅河デルタ地方ビンフック省:82人、◇南中部高原地ダクラク省:78人、◇西北部地方ラオカイ省:70人、◇北部紅河デルタ地方タイビン省:65人、◇南部メコンデルタ地方ロンアン省:63人、◇南中部沿岸地方ニントゥアン省:47人、◇西北部地方カオバン省:45人、◇東北部地方タイグエン省:38人、◇北中部地方クアンビン省:36人、◇東北部地方ランソン省:35人、◇東北部地方フート省:33人、◇北部紅河デルタ地方ハイズオン省:29人、◇東北部地方トゥエンクアン省:28人、◇北中部地方ハティン省:27人、◇西北部地方イエンバイ省:23人、◇南中部高原地方コントゥム省:20人、◇西北部地方ディエンビエン省:14人、◇西北部地方ライチャウ省:2人。
市中感染者のうち1万1337人は、隔離区域や封鎖区域の外で感染が確認された。
31日午後の発表時点でベトナム国内の累計感染者数は173万1257人となっている。
<死者数>
新型コロナによる死者は前日比+226人増の累計3万2394人、第4波では3万2359人となった。
226人は、◇ホーチミン市(34人)、◇東南部地方ドンナイ省(18人)、◇南部メコンデルタ地方アンザン省(18人)、◇南部メコンデルタ地方ビンロン省(15人)、◇南部メコンデルタ地方カントー市(15人)、◇南部メコンデルタ地方ドンタップ省(14人)、◇東南部地方ビンズオン省(13人)、◇南部メコンデルタ地方キエンザン省(12人)、◇南部メコンデルタ地方ソクチャン省(11人)、◇南中部沿岸地方カインホア省(10人)、◇南部メコンデルタ地方ティエンザン省(10人)、◇東南部地方ビンフオック省(8人)、◇ハノイ市(7人)、◇南部メコンデルタ地方バクリエウ省(7人)、◇南部メコンデルタ地方ハウザン省(6人)、◇東南部地方タイニン省(5人)、◇南部メコンデルタ地方カマウ省(5人)、◇南中部沿岸地方ビントゥアン省(4人)、◇東南部地方バリア・ブンタウ省(4人)、◇南部メコンデルタ地方チャビン省(3人)、◇南部メコンデルタ地方ロンアン省(2人)、◇南中部高原地方ザライ省(2人)、◇南中部沿岸地方クアンガイ省(1人)、◇南中部沿岸地方ビンディン省(1人)、◇南中部高原地方ラムドン省(1人)の25省・市で死亡が確認された。
<ワクチン接種状況>
ベトナム国内の新型コロナウイルスワクチンの接種状況について、30日は全国で196万4508回分を接種した。同日までの全国の累計接種回数は1億5093万5915回分となり、このうち1回目が7755万5511回分、2回目が6843万5813回分、3回目が494万4591回分となっている。
<入国者に対する規制>
ベトナムへの入国者に対する規制について、ワクチンを接種済み、または感染後に回復した入国者には、7日間の集中隔離と続く7日間の自宅での健康観察を適用している。ワクチン未接種、または接種が終わっていない入国者には、14日間の集中隔離と続く14日間の自宅での健康観察を適用している。
ただし、2022年1月1日からは、ワクチンを接種済み、または感染後に回復した入国者には、自宅や宿泊施設での3日間の自宅隔離を適用し、集中隔離は不要となる。ワクチン未接種、または接種が終わっていない入国者には7日間の自宅隔離を適用する。
また、ワクチンを接種済みで14日未満の短期滞在でベトナムに入国する場合は、12月24日以降隔離が不要となっている。
ハノイ市は、新型コロナウイルスの変異株である「オミクロン株」が確認された国からの入国者に対し、27日よりワクチン接種や感染歴の有無を問わず全員に集中隔離措置を適用していたが、この規定を廃止することを決定した。オミクロン株が確認された国からの入国者も、1月1日以降は上記の入国者に対する規制に従うことになる。