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保健省の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する28日の発表によると、61省・市で市中感染者1万4421人が新たに確認された。1日あたりの感染者数としては2日連続で1万5000人を下回った。海外からの入国者19人も陽性となった。
保健省は28日、新型コロナの変異株である「オミクロン株」の感染者が国内で初めて確認されたと明らかにした。保健省によると、オミクロン株の国内感染者第1号となったのは、12月19日夜に英国からハノイ市ノイバイ国際空港に到着した男性。これを受けて27日夜から感染対策が強化されている。
<感染者数>
新規の市中感染者の内訳は、◇ハノイ市:1920人、◇東南部地方タイニン省:923人、◇南部メコンデルタ地方ビンロン省:911人、◇南中部沿岸地方カインホア省:790人、◇南部メコンデルタ地方カントー市:763人、◇ホーチミン市:671人、◇南部メコンデルタ地方ドンタップ省:610人、◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市:597人、◇南部メコンデルタ地方チャビン省:585人、◇南部メコンデルタ地方バクリエウ省:485人、◇南中部沿岸地方ビンディン省:436人、◇北部紅河デルタ地方バクニン省:434人、◇南中部高原地方ラムドン省:365人、◇北中部地方トゥアティエン・フエ省:362人、◇北中部地方タインホア省:346人、◇南中部沿岸地方ビントゥアン省:286人、◇北部紅河デルタ地方ハイズオン省:260人、◇南部メコンデルタ地方キエンザン省:250人、◇南部メコンデルタ地方ソクチャン省:229人、◇北部紅河デルタ地方フンイエン省:195人、◇南部メコンデルタ地方アンザン省:191人、◇南部メコンデルタ地方ティエンザン省:188人、◇南部メコンデルタ地方カマウ省:184人、◇東北部地方クアンニン省:182人、◇東北部地方ハザン省:140人、◇南中部沿岸地方クアンガイ省:140人、◇南中部沿岸地方ダナン市:135人、◇南中部高原地方ザライ省:128人、◇東南部地方ドンナイ省:124人、◇東南部地方ビンズオン省:109人、◇北部紅河デルタ地方ビンフック省:97人、◇北部紅河デルタ地方ハナム省:96人、◇南部メコンデルタ地方ハウザン省:95人、◇北部紅河デルタ地方ナムディン省:85人、◇南中部沿岸地方クアンナム省:82人、◇北中部地方ゲアン省:79人、◇南部メコンデルタ地方ベンチェ省:72人、◇南中部高原地ダクラク省:60人、◇東北部地方ランソン省:59人、◇北部紅河デルタ地方タイビン省:59人、◇東北部地方フート省:57人、◇南部メコンデルタ地方ロンアン省:57人、◇南中部高原地方コントゥム省:52人、◇西北部地方ソンラ省:51人、◇北中部地方クアンチ省:50人、◇西北部地方ホアビン省:50人、◇東北部地方タイグエン省:48人、◇南中部高原地方ダクノン省:47人、◇南中部沿岸地方ニントゥアン省:47人、◇西北部地方カオバン省:44人、◇東北部地方バクザン省:43人、◇東北部地方トゥエンクアン省:25人、◇東南部地方ビンフオック省:24人、◇北中部地方クアンビン省:23人、◇西北部地方ラオカイ省:18人、◇西北部地方イエンバイ省:18人、◇南中部沿岸地方フーイエン省:15人、◇西北部地方ライチャウ省:12人、◇北中部地方ハティン省:8人、◇東北部地方バクカン省:5人、◇西北部地方ディエンビエン省:4人。
市中感染者のうち9305人は、隔離区域や封鎖区域の外で感染が確認された。
28日午後の発表時点でベトナム国内の累計感染者数は168万0985人となっている。
<死者数>
新型コロナによる死者は前日比+214人増の累計3万1632人、第4波では3万1597人となった。
214人は、◇ホーチミン市(35人)、◇南部メコンデルタ地方アンザン省(15人)、◇東南部地方タイニン省(15人)、◇南部メコンデルタ地方ビンロン省(15人)、◇南部メコンデルタ地方ドンタップ省(14人)、◇南部メコンデルタ地方ティエンザン省(14人)、◇東南部地方ドンナイ省(13人)、◇南部メコンデルタ地方キエンザン省(12人)、◇南部メコンデルタ地方カントー市(12人)、◇南部メコンデルタ地方ソクチャン省(12人)、◇ハノイ市(11人)、◇東南部地方ビンズオン省(8人)、◇南部メコンデルタ地方ロンアン省(7人)、◇南部メコンデルタ地方ベンチェ省(7人)、◇東南部地方ビンフオック省(4人)、◇南中部沿岸地方ビントゥアン省(4人)、◇南部メコンデルタ地方ハウザン省(4人)、◇南部メコンデルタ地方カマウ省(4人)、◇南部メコンデルタ地方チャビン省(4人)、◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市(1人)、◇東北部地方ランソン省(1人)、◇南中部沿岸地方カインホア省(1人)、◇南部メコンデルタ地方バクリエウ省(1人)の23省・市で死亡が確認された。
<ワクチン接種状況>
ベトナム国内の新型コロナウイルスワクチンの接種状況について、27日は全国で89万1311回分を接種した。同日までの全国の累計接種回数は1億4727万1054回分となり、このうち1回目が7726万2656回分、2回目が6686万6022回分、3回目が314万2376回分となっている。
<入国者に対する規制>
ベトナムへの入国者に対する規制について、ワクチンを接種済み、または感染後に回復した入国者には、7日間の集中隔離と続く7日間の自宅での健康観察を適用している。ワクチン未接種、または接種が終わっていない入国者には、14日間の集中隔離と続く14日間の自宅での健康観察を適用している。
ただし、2022年1月1日からは、ワクチンを接種済み、または感染後に回復した入国者には、自宅や宿泊施設での3日間の自宅隔離を適用し、集中隔離は不要となる。ワクチン未接種、または接種が終わっていない入国者には7日間の自宅隔離を適用する。
また、ワクチンを接種済みで14日未満の短期滞在でベトナムに入国する場合は、12月24日以降隔離が不要となっている。
ベトナム国内でのオミクロン株の確認を受けて、ハノイ市はオミクロン株の感染者を早期に発見すべく、ノイバイ国際空港での検疫を強化する。オミクロン株が確認された国からの入国者は、ワクチン接種や感染歴の有無を問わず、全員が集中隔離措置を受けなければならない。オミクロン株が確認された国々への入国歴を持つ入国者については監視措置を適用する。