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交通運輸省は24日、道路総局と東北部地方ランソン省交通運輸局に対し、ランソン省の国境地域で生じている貨物自動車の渋滞の安全対策と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する保健省の規定の遵守について協力を強化するよう指示した。
ランソン省交通運輸局に対しては、交通検査隊や関連機関を指導して車両の通行制限を実施し、交通安全の確保と省内の道路や国境ゲートでの渋滞を防止するよう求めた。
交通運輸省の指示は、中国国境ゲートで輸出手続きを待つコンテナトレーラー6300台余りと輸入手続きを待つ貨物自動車3000台余りが滞留していることを背景としている。貨物の中身は農産物と水産物が80~90%を占める。
商工省によると、中国は感染を完全に抑えこむ「ゼロコロナ」政策を維持しており、入国する人や貨物を厳しく管理している。商工省は各省・市人民委員会に対し、北部の国境ゲートの通関状況を常に情報収集するよう農産物の生産農家や加工工場などへの助言の強化を求めた。
また、中国側の旧正月休暇の日程に留意して生産や輸出の計画を調整することや、中国の輸入業者と協議して別の国境ゲート(例えば東北部地方カオバン省)や海運を利用することなどを求めた。