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ホーチミン市3区のカックマンタンタム(Cach Mang Thang Tam)通り378番地の路地前の屋台で販売されている肉まん「バインバオ(Banh bao)」が人気だ。とりわけ今の時期にはサンタクロースの顔を模した肉まんがよく売れている。
肉まんを売っているのはリー・ミー・レさん(女性・58歳)。1年ほど前にこの商売を始めたが、1週間前から急にお客の数がいつもの2~3倍に増えたという。「以前は普通の肉まんを売っていた。最近いくつかの種類を増やしたら、急に売れ行きがよくなった」とレさん。サンタのほかに桃やヤマアラシ、豚の顔、竹炭などを模した肉まんがある。
レさんによると、以前は午後1時から同11時ごろまで1人で売っていたが、お客が急に増えたため、家族2人に手伝いを頼んだ。午前は販売していなかったが、求める声が多く今は午前7時ごろから売り始め、休憩や食事の時間も十分とれないほどだという。
ただ、社会的隔離措置の期間中の4か月余りは何もできなかった。レさんはようやく商売を再開できて、とても喜んでいる。「朝から晩まで働くのは疲れるけれど、家族のために稼ぐのは喜び」と語った。