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ベトナム保健省によると、全国では1日平均100万~150万回分の新型コロナウイルスワクチンが使用されており、11月中の接種速度は、中国、インドに次ぐ世界3番目の速さだったという。
保健省は、9月から12月にかけて各地の接種率が大幅に向上したと評価した。43省・市では、18歳以上の人口の90%超が最低1回のワクチンを接種済み。このうち30省では接種率が95%となっている。
12月16日時点で、ベトナムは延べ1億3500万回分余りのワクチンを使用。国内の成人人口の77%が1回目のワクチン接種を受けたことになり、このうち60%は2回のワクチン接種を完了している。人口当たりの1回目ワクチン接種率は、シンガポール、カンボジア、ブルネイに次ぐ東南アジア4番目の高さ。
世界保健機関(WHO)は、2021年末までに全ての国で人口の40%、2022年半ばには70%が、新型コロナウイルスのワクチン接種を終えることを目標に掲げている。ベトナムの接種率は既に人口の60%超となっているため、WHOの目標値を大きく上回っている。