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地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビン・ビッグデータ研究所(VinBigData)は16日、研究プロジェクト「ベトナム人の遺伝的変異データベース構築」が完了したと発表した。
ゲノムとは、遺伝子(gene)と染色体(chromosome)から合成された言葉で、遺伝情報の全体・総体のことを指す。
同研究プロジェクトは、2018年12月にスタートし、研究チームがこれまでに1000人以上の健康なベトナム人の全ゲノムの収集・配列解析を行ったほか、一般的な疾患と薬物反応に関連する4000人以上の部分的なゲノムを分析した。
データベースの構成は、◇地方別:北部37%・中部22%・南部41%、◇性別:男性50%・女性50%。対象者は35~55歳の成人で、血縁関係がない者同士となっている。
このデータベースは、ベトナム人を対象とした世界初の大規模なゲノム分析データベースであり、生物学的機能や疾患リスクに関する詳細なデータが収録されている。
同データベースをもとに、医師らが各患者グループに合わせた治療計画を練ることができ、様々な健康問題に関連する病気の早期発見と予防に繋がると期待されている。