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ホーチミン市新型コロナウイルス感染症(COVID-19)予防指導委員会によると、同市は追加免疫の獲得を目的として、10日から新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種(ブースター接種)を開始する。追加接種は12月と2022年の2期に分けて実施する。
ガイダンスによると、主に特別なケースを対象とした「補強接種」は、「基本接種」(各ワクチンメーカーのガイダンスに基づく接種)の最後の接種から28日目以降に行う。ワクチンは基本接種と同種類、またはmRNAワクチン(交差接種)を使用する。
対象者について、◇基本接種を終えた18歳以上の人々(50歳以上を優先)、◇臓器移植、がん、HIVなどで中等度から重度の免疫不全状態の人々、◇免疫抑制薬を服用している、または6か月以内に免疫治療を受けた人々を優先する。
3回目の追加接種については、基本接種の最後の接種、または補強接種から6か月以上経過後に行う。
ワクチンは、基本接種と補強接種のワクチンの種類が同じ場合は同種類、またはmRNAワクチンを使用する。既に交差接種を受けた場合はmRNAワクチンを使用する。基本接種または補強接種のワクチンが中国シノファーム(Sinopharm=中国医薬集団)製の場合、同種類かmRNA、もしくはウイルスベクターワクチンを使用する。
対象者について、◇基本接種または補強接種を終えた18歳以上の人々(50歳以上と基礎疾患を持つ人々を優先)、◇医療施設で長期介護が必要な人々、◇医療従事者など新型コロナ患者の検査や治療に当たる人々を優先する。
同市保健局によると、同市は2021年12月から2022年6月までの追加接種の実施に向けて、◇英アストラゼネカ(AstraZeneca)製、◇ロシア製「スプートニクV(Spunik V)」、◇米モデルナ(Moderna)製、◇米ファイザー(Pfizer)製、◇中国シノファーム製「ベロセル」)の各種ワクチン630万回以上が必要になると推定されている。