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ベトナム仏教協会の電子財布アプリを運営する組織の代表は15日、アプリを通じたキャッシュレスのお布施の受け付けを試験的に導入したところ、この6か月余りの間に10万件を超えるお布施があったと発表した。
キャッシュレスお布施プログラムは今年1月から、ハノイ市のフックカイン寺、東北部地方クアンニン省のイエントゥー寺、北部紅河デルタ地方ニンビン省のバイディン寺、同ハナム省のタムチュック寺、同バクニン省のファットティック寺、北中部地方ゲアン省のダイトゥエ寺などで試験的に導入された。その後、30余りの寺が参加した。
ベトナム教協会副会長の高僧ティック・ドゥック・ティエン師は今年2月、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で人の集まりが制限され、社会的隔離措置が実施される中、このプログラムは信徒によるお布施に便利な上に、お布施された金額の透明性が確保されると語り、試行期間後に多くの人を支持を得られれば、継続的に実施する考えを示していた。
今年5月26日(旧暦4月15日)に開催されたウェーサーカ祭(釈迦の誕生日)で、仏教協会がキャッシュレスお布施を呼び掛けたところ、約1か月で約2億VND(約101万円)のお布施が集まった。寄せられた浄財は、慈善事業「西北部地方ディエンビエン省の子供たちの食事」のために充てられる。