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ファム・ミン・チン首相はフランス現地時間3日、新型コロナウイルスワクチンの共同調達に関する国際的な枠組み「コバックス・ファシリティ(COVAX Facility)」のワクチン支援に50万USD(約5600万円)を追加拠出すると発表した。
これは、首相がフランス公式訪問に合わせて行ったコバックス・ファシリティのアウレリア・グエン代表との会見で明らかにしたもの。
これにより、ベトナムによるコバックス・ファシリティへの拠出額は100万USD(約1億1300万円)に増加する。
コバックス・ファシリティは2021年にベトナムにワクチン3890万回分を無償供与することを約束している。チン首相はグエン氏との会見で、これまでに2300万回分を引き渡したコバックス・ファシリティに謝辞を述べた。
首相は、ニューノーマル(新常態)への移行に伴い国民へのワクチン大量接種を強化するため、コバックス・ファシリティに対して残りを早期に引き渡すほか、ワクチンを追加供与するよう要請した。
これに対し、グエン代表はコバックス・ファシリティが米ファイザー(Pfizer)製と米モデルナ(Moderna)製のワクチン計900万回分をベトナムに追加供与すると発表した。