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英国オックスフォード大学の構成大学であるリネカー・カレッジ(Linacre College)は1日、ベトナム人実業家グエン・ティ・フオン・タオ女史の名前に因んで校名を「タオ・カレッジ(Thao College)」に改称する計画を明らかにした。
リネカー・カレッジはこれに先立つ10月31日、英国を訪問中のファム・ミン・チン首相の立会いのもと、ベトナム系コングロマリット企業(複合企業)のソビコ・グループ(SOVICO Group)との間で総額1億5500万GBP(約240億円)の研究・教育開発向け寄付金に関する覚書(MoU)を締結した。
タオ女史は、ソビコ・グループの会長で、ベトナム最大手の格安航空会社(LCC)ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)の最高責任者(CEO)、この他、HDバンク[HDB](HD Bank)の副会長も務めている。
リネカー・カレッジは、オックスフォード大学の構成大学の中で、寄付金が最も少ない大学の一つ。リネカー・カレッジは、今回の寄付金が同校に画期的な変革をもらたすとして、タオ女史の寛大さに深く感謝するとともに、校名にタオ女史の名を冠したい考えを示した。寄付金は施設の整備や奨学金の支給などに充当される。
なお、リネカー・カレッジは、最初の5000万GBP(約78億円)を受け取った後、校名改称に向けた手続きを開始する方針。