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新型コロナウイルスワクチンに関する保健省の最新の報告によると、ベトナムはこれまでに計6100万回分余りのワクチンを受領し、このうち5600万回分余りが各省・市に配分された。
ベトナム国内の接種状況について、4日までの全国の累計接種回数は4696万9510回分、このうち1回目が3535万5593回分、2回目が1161万3917回分となっている。18歳以上の接種対象者のうち、50%近くが少なくとも1回、16%が2回の接種を受けている。
ホーチミン市、ハノイ市、南部メコンデルタ地方ロンアン省、東南部地方ビンズオン省、東北部地方クアンニン省、南中部沿岸地方カインホア省の6省・市では、1回目の接種率が90%以上に達している。
ホーチミン市における5日午前時点の接種率は、1回目が96%、2回目が65%。中でも5区と11区では接種対象者の100%が2回目の接種も終えている。さらに同市では、1回目向け約30万回分、2回目向け約310万回の計約340万回分のワクチンが不足している。
ハノイ市はこれまでに870万回分近くが配分され、1回目の接種率は97%余り、2回目の接種率は18%余りとなっている。
南中部沿岸地方ダナン市と東南部地方ドンナイ省では、1回目の接種率が80~90%となっている。
このほかの省・市別の接種率は以下の通り。
<1回目の接種率70~80%:1省>
◇東北部地方ランソン省
<同50~70%:4省>
◇北部紅河デルタ地方ハナム省、◇同バクニン省、◇西北部地方イエンバイ省、◇南中部沿岸地方フーイエン省
<同30~50%:12省・市>
◇北部紅河デルタ地方ハイフォン市、◇東北部地方バクザン省、◇北部紅河デルタ地方ビンフック省、◇同ハイズオン省、◇同フンイエン省、◇北中部地方ハティン省、◇西北部地方ディエンビエン省、◇南中部沿岸地方ニントゥアン省、◇南部メコンデルタ地方ティエンザン省、◇東南部地方タイニン省、◇南部メコンデルタ地方カントー市、◇同ドンタップ省
全63省・市のうち残る38省・市については、1回目の接種率が10~30%にとどまっている。