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米国ニュース専門放送局CNBCはこのほど、2070年までの気候変動による水没・洪水リスクが最も大きいアジア10都市のリストを発表した。この中には、ベトナムの商都ホーチミン市と北部紅河デルタ地方ハイフォン市が含まれる。
このリストは、人口100万人以上の世界各国の港湾都市136か所を対象として、気候変動や社会経済の変化などの影響による2070年までの水没・洪水リスクを評価したもの。リスクが最も大きいアジアの10都市は以下の通り。
1.天津(中国)
2.上海(中国)
3.広州(中国)
4.ハイフォン(ベトナム)
5.ホーチミン(ベトナム)
6.バンコク(タイ)
7.ヤンゴン(ミャンマー)
8.ダッカ(バングラデシュ)
9.コルカタ(インド)
10.ムンバイ(インド)
ホーチミン市は、ベトナムで最も人口の多い都市で、経済の中心地。同市では2070年までに約922万人が気候変動による洪水リスクに直面し、被害額は6530億USD(約71兆円)と予想される。
一方、トンキン湾を望むハイフォン市は、ベトナム北部で最も重要な港湾都市。同市では2070年までに約470万人が洪水リスクに直面し、被害額は3340億USD(約36兆4000億円)と予想される。