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国防省兵站総局主任のチャン・ズイ・ザン中将は20日、新型コロナウイルスの検査ができるラボラトリー車両5台の製造に成功したと明らかにした。軍医病院やベトナム・ロシア熱帯センターの検査用車両と共に、感染流行地域に赴いて活動する。
ラボ車両の製造は、軍事機械工学研究所(国防省技術総局)がEPC(設計・調達・建設を含む一括請負)契約で請け負った。ラボでは1回当たり96のサンプルを約3時間で検査可能で、国内の既存のラボ車両に比べ性能が優れている。最新の機器を装備しており、安全面にも十分な配慮がされている。
ラボの大きさは長さ7m、幅2.5mで、三菱ふそうトラックのフレームを利用している。軍事機械工学研究所のチャン・フウ・リー所長は、「軍医局からは、海外から輸入したラボ車両より現代的で広く、使いやすいとの評価を受けている」と話した。
ラボ車両の製造に協力した機械科学技術応用センターのダン・ニャット・タン所長によると、ラボ車両5台の専門設備の検査結果が世界保健機関(WHO)の基準を満たしていることを、保健省の専門家が確認したという。