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ホーチミン市当局は経済回復に向けた活動再開計画の一環として、移動許可証となる「イエローカード」と「グリーンカード」を導入する計画案を発表し、企業などの意見聴取を行っている。
計画案によると、◇「十分なワクチン接種」を受け、接種から14日以上が経過した人、◇回復者(退院証明書などを保有)、◇自宅療養で回復し、検査で抗体を持っていることが確認された人に対し「グリーンカード」を発給する。「グリーンカード」の有効期間は6か月。
また、1回のワクチン接種を受け、接種から14日以上が経過した人々に対しては「イエローカード」を発給する。
「十分なワクチン接種」に関連し、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製ワクチンは1回接種型だが、それ以外のワクチンの場合は2回の接種が必要となる。なお、保健省はJ&J製ワクチンの緊急使用を許可しているが、世界的な供給不足によりベトナムはまだ受領に至っていない。
「イエローカード」、「グリーンカード」を活かした規制緩和の工程表は以下の通り。
◇第1期(9月16日~10月31日):グリーンカード所持者、また全従業員がグリーンカードを持つ企業はすべての活動(カラオケ、ディスコ、バー、マッサージ、店内飲食、娯楽、スポーツ、映画館、商業施設を除く)への参加が可能。
新型コロナ検査の結果が陰性だったイエローカード所持者も一部活動への参加が可能。ただし、外部の人々と接触のある部門では、グリーンカードを持つ従業員のみを起用する。
◇第2期(11月1日~2022年1月15日):グリーンカード所持者は、さらに商業施設、スポーツ、屋外娯楽活動、小規模飲食サービスへの参加が可能。
◇第3期(2022年1月16日以降):残るすべての活動の再開が可能。ただし、カラオケ、ディスコ、バー、マッサージについては、参加者はグリーンカードの所持が必須となる。