(C) tuoitre 写真の拡大. |
ホーチミン市人民委員会のファン・バン・マイ主席は6日に開かれた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に関する会合で、9月15日までは引き続き移動を極力制限し、人と人、世帯と世帯、行政区と行政区の間のソーシャルディスタンスを厳守させることを明らかにした。
同市では8月23日から現在までに実施してきた厳格な新型コロナ対策について、9月15日まで継続し、対策にあたる各部隊(地元の人員と各地方から派遣された人員)を引き続き市内に展開するとした。ただし、状況に応じて行政区間で新型コロナ対策にあたる人員の配置を柔軟に調整していく。
また市は、配達員の買物代行・宅配および危機度合いが最も低いグリーンゾーンの住民の買い物(週1回)を円滑化すべく、市内の各街区・町・村でスーパーマーケットが営業可能な環境を整える方針。
なお、新型コロナの制御に成功している7区とクチ郡および条件を満たしたグリーンゾーンの住民については今後、週2回の買い物が可能となる。
さらにマイ主席は、9月15日以降の経済復興に向けて、ニューノーマル社会経済開発指導委員会の発足を発表。市は今後、慎重を期して各活動を段階的に再開していく。
これに関連し、マイ主席は経済活動再開に伴う移動制限の緩和に向けて、ワクチンの2回接種を完了した人々に対する「グリーンカード」の発給を検討するよう市保健局に求めた。
この他、同主席は市内の各区・郡に対し、新型コロナ検査を強化して、15日までに感染者の特定を徹底させるよう促した。