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ドイツ政府は3日、英アストラゼネカ(AstraZeneca)製ワクチン250万回分をベトナムに供与することを発表した。
ドイツは欧州連合(EU)の中で、ベトナム向けのワクチン供与国として最大となる。これに先立ち、ファム・ミン・チン首相は、ドイツのアンゲラ・メルケル首相との電話会談やメルケル首相宛ての書簡でワクチン調達支援を求めていた。
ドイツはワクチンのほか、人工呼吸器75台と治療用モニター15台、パルスオキシメーター2万台をベトナムに供与することも明らかにした。
なお、ドイツは新型コロナウイルスワクチンの共同調達に関する国際的な枠組み「コバックス・ファシリティ(COVAX Facility)」を通じてワクチンを最も多く供与した国の1つとなっており、支援総額は26億USD(約2860億円)に上る。同国は2021年末までに、発展途上国にワクチン計3000万回分を供与する見込みだ。