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ベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長は24日、ホーチミン市を含む南部での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染状況と対策に関する会合を開き、グエン・スアン・フック国家主席、ファム・ミン・チン首相、ブオン・ディン・フエ国会議長、ボー・バン・トゥオン書記局常務などが出席した。
チョン書記長は、ホーチミン市を含む南部での深刻な状況が長引く可能性が高く、これが新型コロナ対策や社会経済活動を難航させ、人々の生活のあらゆる側面に悪影響を及ぼすとの認識を示した上で、ホーチミン市、東南部地方ビンズオン省、同ドンナイ省、南部メコンデルタ地方ロンアン省をはじめ、感染状況が特に深刻な省・市での新型コロナウイルスワクチンの大量接種キャンペーンを加速させるよう促した。
2020年からブー・ドゥック・ダム副首相が新型コロナウイルス感染症予防国家指導委員長を務めてきたが、今回の会合で、各種リソースを最も迅速かつ効果的に動員し、新型コロナ対策を徹底させるべく、ファム・ミン・チン首相を新委員長に選出した。今後、チン首相が中央から地方まで新型コロナウイルス対策を指導していく。
地方レベルでは、省・市レベルの共産党委員会書記が新型コロナ対策を直接指導していく。
なお、チョン書記長は関連機関に対し、新型コロナ対策で任務を果たしていない幹部について迅速に入れ替えるよう指示したほか、いかなる場合でも受動的な立場に立たされないよう、新型コロナ対策の情報周知に努め、民族分裂などを扇動して不和を生じさせたり、事実と異なる有害なコンテンツや情報に対処するなどして社会秩序および国防安全保障を強化するよう指導した。