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米国の一流企業90社の最高経営責任者(CEO)が、ベトナムに対する早急な新型コロナウイルスワクチンの援助を求める書簡をジョー・バイデン米大統領に送付した。
ベトナム縫製協会(VITAS)によると、書簡にはアディダス(Adidas)、コーチ(Coach)、ギャップ(Gap)、ヘインズブランズ(Hanesbrands)、ナイキ(NIKE)、VF、アンダーアーマー(Under Amour)などアパレルやスポーツシューズなどの分野の有名ブランドを持つ企業が名を連ねている。
書簡は、アパレルと履物の両分野の米企業にとって重要なサプライチェーンの一部であり取引相手であるベトナムで新型コロナウイルスの感染が拡大を続けているとし、ベトナムの両分野の「健康状態」は米国の労働者300万人に影響すると強調。ワクチン供給プログラムによってベトナムの両産業が回復すれば、サプライチェーンや米企業への悪影響を避けられると説明している。
VITASは、今月下旬に予定されているカマラ・ハリス米副大統領とベトナム政府首脳との会談で、サプライチェーンを維持する具体策が話し合われることを期待している。
これに先立つ7月下旬には、米企業1000社を代表して米国アパレル・フットウェア協会(American Apparel & Footwear Association=AAFA)がバイデン大統領に、ベトナムへのワクチン追加供給を要請する書簡を送っていた。