(C) tuoitre 写真の拡大. |
東南部地方タイニン省警察は11日夜、新型コロナ感染者(F0)の濃厚接触者(F1)を追跡中に自らも感染してしまった警察官が死亡したと発表した。
死亡したのは、ホーチミン市クチ郡フオックタイン村(xa Phuoc Thanh)の警察署で副署長を務めていた、レ・フイン・ニャット・ミン大尉(32歳)。
大尉は7月21日から28日にかけて、村の濃厚接触者の追跡任務に従事。この任務で濃厚接触者6例を追跡したほか、地元医療機関と協力して、フオックドン・ボイロイ工業団地で働く工員ら18人に迅速検査を実施した。
大尉は29日の検査で新型コロナ感染が発覚し、ベンカウ郡(huyen Ben Cau)保健センターで隔離治療を受けることになった。発熱や咳、頭痛、息苦しさなどの症状があったため、タイニン省総合病院に移され、人工呼吸器を装着して治療を続けた。
8月8日に受けた検査結果では1回目の陰性判定を受けて、回復に向かっていたが、11日朝に容体が急変。医師らの懸命な治療の甲斐もなく、同日午前10時40分に息を引き取った。