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ホーチミン市資源環境局は7日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死者の火葬費用として、市が1人につき1700万VND(約8万1000円)を拠出することを明らかにした。
市がこの措置を講じる背景には、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、多くの火葬場がサービス料金を引き上げていることがある。
市から火葬費用の援助を受ける際、遺族は通常通りに死亡届を提出するだけでよく、措置の申請手続きは不要。病院で死亡した場合は病院が市から割り当てられた予算で火葬を手配し、自宅で死亡した場合は街区・村レベルの人民委員会が市予算で火葬を手配する。
同市で新型コロナウイルス感染症により死亡した患者の遺体は、ビンタン区のビンフンホア火葬場で火葬されることになっており、同火葬場は24時間体制で稼働している。
遺骨はその後、ビンタン区のホーチミン市葬儀場に移送され、一時的に安置される。同市軍事司令部がここに祭壇を設置し、死者に線香を手向ける。骨壺はホーチミン市直轄のトゥードゥック市・各区郡の軍事指揮部が引き取り、遺族の自宅まで送り届ける流れとなっている。
なお、新型コロナウイルス感染症以外の死因による遺体は、ビンチャイン郡のダーフオック墓地とほかの火葬場で対応することになっている。