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ホーチミン市は現在、新型コロナワクチン接種計画の第5フェーズを展開しており、計93万回分のワクチンを投入する予定。同市は進捗加速のため、プロセスの簡略化と午後18時以降のワクチン接種での外出許可を保健省に要請している。
同市共産党委員会のファン・バン・マイ副書記は28日に開かれた記者会見で、首相指示第16号/CT-TTgに沿った社会的隔離措置が適用されて以降の20日間の市内感染状況を報告。市ではこの間に、約7万4800人の感染者が確認され、新型コロナ国内第4波における最大の震源地と化した。
マイ副書記によると市は現在、ワクチン接種目的での外出が証明できる場合の18時以降の外出許可を提案。また、1つの街区に2か所の接種会場を設けてワクチン接種を加速させる方針。65歳以上の高齢者と病人については、引き続き病院で接種が受けられる。
同市人民委員会はこれに先立つ7月26日、毎日18時から翌朝6時までの外出を自粛するよう市民に要請し、緊急時や感染防止に関する活動を除き、市内の全ての活動を一時停止させた。
市保健局によると、同市ではこれまでに約30万回分のワクチンを使用した。このうち、3万人は65歳以上の高齢者、その他のコミュニティが24万3000人、優先対象者が約2万1000人となっている。
7月22日から始まった新型コロナワクチン接種計画第5フェーズでは、街区・村・町の各レベル行政区に2か所以上の接種会場を設置することになっているが、社会的隔離措置が適用されているため、1か所に大人数で集まることが出来ず、各会場の1日当たり接種人数は120人程度に留まっている。