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グエン・チュオン・ソン保健次官は13日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の国内第4波における最大の震源地と化したホーチミン市に対し、感染者(F0)の自宅隔離について早期にガイダンスすることを明らかにした。
この措置の対象となるのは、◇隔離治療を終えた無症状の患者、◇自身で健康状態を監視できる若くて健康な患者、◇医療従事者。
同措置の適用により、医療施設で既に10~14日間にわたり治療を受けて、もう症状が見られない感染者は帰宅が許可され、自宅で健康状態を自己監視できるようになる。
F0の隔離施設の条件は、濃厚接触者(F1)の自宅隔離の条件と同様となる。具体的には、独立した住居(タウンハウス、一戸建てなど)があり、住居内にトイレ・バスルーム・ごみ箱・体温計・生活用品などを完備した個室を確保できることなどが挙げられる。
まずはホーチミン市での試行を経て、措置の成果を評価の上で全国での適用を検討する。
同市では現在、全てのF0が医療施設で隔離・治療を受けなければならず、このうち、無症状または症状が軽い患者は仮設病院で治療を受けることになっている。
ホーチミン市では連日1000人以上の新規感染者が確認されており、4月末から始まった国内第4波による同市の感染者数は13日昼までに延べ1万6027人に達している。