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ホーチミン市保健局は5日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者の濃厚接触者(F1)に対する自宅隔離措置について同日から「リスクがある行政区」で実施する方針を明らかにした。
「リスクがある行政区」は、◇3区、◇6区、◇7区、◇10区、◇11区、◇フーニュアン区、◇ニャーベー郡、◇カンゾー郡の計8つの区・郡が対象。2週間の試行を経て結果を評価の上、対象地区の拡大を検討する。
自宅隔離が認められるF1は、PCR検査の結果を待っている者のうち、抗原迅速検査キットを使ったクイックテストの結果が陰性だった者。さらに以下のいずれかに該当していなければならない。
◇感染者と濃厚接触があったものの、頻繁に接触していなかった。
◇感染者と同じ部屋で働いていたが、2m以上離れ、直接の接触がなかった。
◇周囲のサポートが必要な60歳以上の高齢者や児童、妊婦、障がい者など。
上記の条件をクリアし、独立した住居があり、住居内にトイレ・バスルーム・ごみ箱・体温計・生活用品などを完備した個室を確保できる場合、F1の自宅隔離が可能となる。
なお、4月末から広がった新型コロナの第4波では、7月5日夜までにホーチミン市で延べ6675人の感染者が確認されており、現在1万4381人が集中隔離、3万7334人が自宅・宿泊施設でそれぞれ隔離措置を受けている。