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保健省によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により9779人目の感染者(男性・80歳)と1万4656人目の感染者(女性・53歳)が死亡した。
新型コロナによる死者は累計76人、4月末から広がった第4波では41人となった。
75人目の死者となった9779人目の感染者は、ホーチミン市タンビン区在住。高血圧と通風、クッシング症候群を患い、歩行も困難だった。6月10日に新型コロナ陽性となり、同日中にタンビン区病院からホーチミン市熱帯病病院に転院。その後も治療が続いたが、26日午前に死亡が確認された。持病を背景とする敗血症性ショック、新型コロナによる肺炎と進行性呼吸不全の合併症と診断された。
76人目の死者となった1万4656人目の感染者は、ホーチミン市ビンタン区在住。6月24日に新型コロナ陽性となり、同日中にビンタン区病院からファムゴックタック病院に転院して治療を受けたが、翌25日午前に死亡が確認された。死因は新型コロナによる肺炎と急性呼吸不全、敗血症性ショックの合併症と診断された。
保健省の新型コロナに関する27日午前・正午・午後の発表によると、11省・市で市中感染者314人が新たに確認された。海外からの入国者9人も陽性と判明した。
新規の市中感染者の内訳は、◇ホーチミン市:200人、◇東南部地方ビンズオン省:36人、◇東北部地方バクザン省:20人、◇南中部沿岸地方クアンガイ省:15人、◇北部紅河デルタ地方フンイエン省:15人、◇南中部沿岸地方フーイエン省:8人、◇南部メコンデルタ地方ロンアン省:7人、◇北部紅河デルタ地方バクニン省:6人、◇北中部地方ゲアン省:4人、◇南中部沿岸地方ダナン市:2人、◇東北部地方バクカン省:1人。
これにより、4月27日以降の第4波の市中感染者は48省・市の計1万2305人となり、25日に1万1000人を超えてから2日間で+1000人以上増加した。
市中感染者のうち284人は感染者の接触者(F1)や既存の集団感染発生地域の関係者などで、隔離区域内または封鎖区域内で感染が確認された。
また、27日午後、バクザン省の封鎖区域内ですでに感染が確認されていた45人について、新たに感染者の番号が割り振られた。これを合わせると、保健省が27日に発表した市中感染者数は計359人となる。
27日午後の発表時点でベトナム国内の新型コロナ累計感染者数は1万5643人、死者数は+2人増えて76人となっている。